自分でできるエコノミー症候群の予防法

エコノミー症候群 予防

「肺塞栓(そくせん)症」「エコノミー症候群」という病名を聞いたり、目にする機会が増えてきました。名前から飛行機に乗るとなりやすいのでは、と思われていますが、実はそれ以外でも起こる可能性があります。今回はエコノミー症候群の原因と自分でできる予防法についてご紹介していきます。



1.エコノミー症候群とは

食事や水分を十分に摂らない状態で、狭い座席に長時間同じ姿勢で座って足を動かさないままでいると、足の静脈の血流が悪くなります。その結果、血の固まり「血栓」ができることがあり、それが血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓(はいそくせん)などを誘発することがあります。飛行機のエコノミークラスだけで発症するのではなく、エコノミークラスに限ったことではなく、ビジネスクラスやファーストクラスでも、バスや電車の旅でも起こることがあります。また災害時の車中泊避難による発症も問題になりました。



2.エコノミー症候群になりやすい人はどんな人?

以下の条件に当てはまる方は注意が必要です。
・中高年
・肥満
・生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症)
・妊娠中・出産直後
・経口避妊薬(ピル)を使用
・悪性腫瘍(がん)
・過去に心筋梗塞、脳梗塞などを起こしたことがある
・骨折などのけが



3.予防のためにできること


①水分補給

十分に、そしてこまめに水分をとりましょう。1時間ごとにコップ半分ほどの水やイオン飲料を補給しましょう。アルコールやお茶、コーヒーは利尿作用があるので、飲みすぎないように気をつけましょう。機内で座席が窓際の場合、トイレに行きづらく水分を控えてしまいがちです。しかし血栓が生じやすくなってしまうので、こまめな水分補給を心がけ、トイレに行くときに体もほぐすようにしましょう。


②軽い運動

座ったままでかかとやつま先の上下運動と腹式呼吸を1時間ごとに3~5分行ったり、ふくらはぎを軽くマッサージしましょう。また足首を回したり、足の指でじゃんけんをするように指を動かすのも効果的です。

この2つに加えてぜひおすすめしたいのが、弾性ストッキングや着圧ソックスを履くことです。着圧ソックスは、ふくらはぎを中心に足に圧力をかけ、血流やリンパ液の流れを促してくれるハイソックスです。血栓予防には血流がスムーズであることが大切です。当社の着圧ソックスはハイパワーな引き締めの強さがありつつ、「引き締まるけど、締め付けない」絶妙な履き心地が特徴です。ぜひお試しください。



4.まとめ

いかがでしたでしょうか。長時間同じ姿勢を取るような、飛行機や長距離バスなど利用する場合にはぜひ参考にしてみてください。こまめな水分補給と食事、便利グッズなどを活用してエコノミー症候群の予防を心がけましょう。そして、長旅をストレスなく過ごして、素敵な旅行を満喫できるといいですね!