妊娠中、むくみに悩む妊婦さんは多くいます。出産に必要な体内の変化とはいえ、なるべく軽減したいですよね。適度な運動は効果的ですが、体調によっては難しい日もあるでしょう。
そこで本記事では、むくみに効果が期待できる3つのツボを紹介します。症状がひどくなる前にセルフケアしましょう。発生したむくみの改善に役立つアイテムも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
妊婦になると足がむくみやすくなる原因とは?
妊婦さんの3割以上が悩むといわれているむくみですが、どのような原因が考えられるのでしょうか。主な原因は4つあります。
- 生理的浮腫
- 冷え
- 塩分の摂り過ぎ
- 運動不足
それぞれ解説します。
生理的浮腫
妊娠中は、体内の血液量が増加することで血管が拡張し、結果として体液が組織間に漏れやすくなります。これが「生理的浮腫」と呼ばれるもので、妊婦さんが足のむくみを感じやすくなる主な原因の一つです。特に妊娠後期になると子宮が大きくなり、下半身の血液循環が悪くなることで足のむくみが顕著に。この状態は妊娠に伴う自然な変化であり、大半は出産後に自然と改善されます。
冷え
冷えもまた、足のむくみを引き起こす要因の一つです。妊娠中はホルモンバランスの変化により、血管が収縮しやすくなりがち。これが原因で血流が悪くなり、特に足の先端部分で冷えやむくみを感じやすくなります。日頃から冷え性の人は特に注意が必要です。
塩分の摂り過ぎ
食生活における塩分の摂り過ぎも、足のむくみに大きく影響するので注意が必要です。塩分を多く含む食事を摂ると、体内に水分が保持されやすくなります。この余分な水分が組織に溜まることで、むくみが発生するのです。特に妊娠中は体の変化に敏感なため、塩分控えめでバランスの取れた食事が推奨されます。
運動不足
運動不足による血流の悪化も、むくみを引き起こす要因です。適度な運動を取り入れることで血液循環を促進し、足のむくみを軽減する効果が期待できます。激しい運動はNGですが、軽めのウォーキングやマタニティスイミングなど、妊婦さんも安全にできる運動を取り入れることで、むくみの予防に役立つでしょう。
お家でセルフケア!妊娠中のむくみ改善に役立つ3つのツボ
妊娠中に自宅でできるセルフケアとして人気なのが「ツボ押し」。体内の流れを改善し、むくみの軽減に繋がるといわれています。ここでは、妊娠中のむくみに効果が期待できるツボを3つ紹介します。
- 承山(しょうざん)
- 足三里(あしさんり)
- 太溪(たいけい)
それぞれ解説します。なお、ゴリゴリと強く押すのはNG。心地よいと感じる強さで、ゆっくりと押してあげましょう。
承山(しょうざん)
ふくらはぎの真ん中あたり、アキレス腱とひざのくぼみの延長線上にあるツボが承山です。足のむくみや疲れに効果があるとされています。指の腹を使って、ゆっくりと圧を加えながらマッサージしましょう。
圧を加える時間は、一度に15秒程度を目安に、3~5回繰り返すとよいでしょう。定期的に刺激を与えることで足の血行が促進され、むくみ解消に繋がります。
足三里(あしさんり)
ひざの皿の下、外側のくぼみにあるツボが足三里です。消化器系の機能向上や全身の血行促進に効果があり、むくみだけでなく疲労回復にも役立ちます。指の腹を使用し、膝を曲げてリラックスした状態で押すとよいでしょう。
太溪(たいけい)
太溪は内くるぶしとアキレス腱の間に位置するツボです。むくみ改善の他にも腎機能のサポートやストレスの緩和に効果があるとされており、心身のリラックスにも役立ちます。深呼吸をしながら、ゆっくりと圧を加えるとよいでしょう。
妊娠中の足のむくみに!着圧ソックスすすめ
マッサージや食生活でもむくみが改善しない場合、着圧ソックスを使うのも一つの方法です。足に適度な圧をかけ、むくみ解消をサポートしてくれます。特に妊娠後期のむくみ対策として取り入れている人が多いようです。むくみを速攻でケアしたいと考えている人は、取り入れてみてはいかがでしょうか。
むくみに悩む妊婦さんに!太陽ニットこだわりの着圧ソックス2選
太陽ニットでは日本製ならではの高品質な着圧ソックスを製造しています。なかでも特におすすめの着圧ソックスを2つ紹介するので、ぜひ試してみてください。
むくんだ足を優しくケア!ゆったり着圧ソックス
膝下丈で、ゆったり履ける着圧ソックスは妊娠中のむくみケアに最適。弱めの圧なので、体に余計な負担をかけることなくケアできます。優しい肌触りの毛混素材でクッション性に優れているため、長時間の着用でもストレスなく履けるでしょう。
寝る前のリラックスタイムに!パイル編み着圧サポーター
寝る前のリラックスタイムにおすすめしたいのが、パイル編みの着圧サポーター。締め付けのない優しいフィット感で、足元を心地良くサポートします。保温性に優れているため、冷え性対策にもぴったりですよ。
妊娠中に着圧ソックスを履く際の注意点2つ
妊娠中のむくみケアに役立つ着圧ソックスですが、注意点もあります。それが次の2つです。
- お腹まで圧迫するタイプは避ける
- 強すぎる圧はNG
お腹まで圧迫するタイプは避ける
着圧ソックスで下半身を適度に圧迫することで血行を促進し、むくみやだるさを軽減する効果が期待できる着圧ソックス。
しかし、お腹まで圧迫するタイプの着圧ソックスは、お腹の中の胎児を圧迫してしまう可能性があります。そのため妊娠中は、お腹まで圧迫しない足首から膝下までの丈のものを選ぶようにしましょう。または、妊婦さん向けに設計された商品を選ぶと安心です。
強すぎる圧はNG
症状を少しでも早く改善しようと、強すぎる圧の着圧ソックスを選ぶのはNGです。強すぎる圧は、かえって血流を妨げることがあります。特に妊娠中は血管が圧迫されやすく、少しの圧力でも影響を受けやすい状態にあります。そのため、着圧ソックスを選ぶ際は圧力が強すぎないものを選ぶことが大切です。
もし使っている着圧ソックスで症状が改善しない場合は、自己判断で強い圧に変えるのではなく医師に相談しましょう。
まとめ
妊娠中のつらいむくみは、日頃の食生活やツボ押しで改善が可能なケースもあります。症状が悪化しないよう、できることから取り入れてみましょう。早く症状を改善したい場合は、着圧ソックスを使うのも一つの方法です。
太陽ニットでは優しい履き心地の着圧ソックスを複数用意しているので、ぜひ試してみてくださいね。ただし症状がひどい場合は、セルフケアではなく医師に相談するようにしましょう。