寝る時の着圧ソックスはダメ?選び方も紹介

寝る女性のイメージ



「昼間の着用はわかるけど、寝る時に着圧ソックスをはくってダメなの?」
と疑問に思う方もいるでしょう。

寝るとき用の着圧ソックスは、多くの付加効果も付けられていることから脚のむくみや疲れなどに悩む女性を中心にヒットし続けています。

では、果たして着圧ソックスを寝るときにはくのは本当にダメなのでしょうか。

今回は、着圧ソックスを寝る時にはくべきかどうかについて、正しい使い方や選び方を交えながらご紹介します。



着圧ソックスとは?

着圧ソックスとは疲れやむくみがとれるよう、足首やふくらはぎ・太もものサイズを考慮し、程よい圧力がかかるよう設計されたソックスです。
着圧ソックスは、昼用ソックスと夜用ソックスでは圧力のかかり具合や用途・長さなども差異が見られます。


昼用

昼用の着圧ソックスは名前の通り日中の行動や動きを考慮して設計されており、以下の用途で履くことが一般的です。

  • 仕事中
  • 外出時
  • スポーツ

日中で起こり得るであろう様々な動きを考慮して設計されていることから、ひざ下までカバーした圧力が高めのハイソックスタイプが多く見られます。
色味は黒や紺などシンプルなものが多く、会社での着用やプライベートの外出時にも合わせやすいでしょう。


夜用

一方の夜用は昼用着圧ソックスと異なり、自宅時間や寝る時に使うことを考慮されているため、ソックスの長さが多岐にわたります。

  • ハイソックス
  • ロングソックス
  • フルレッグタイプ
  • スパッツタイプ

睡眠を妨げないように調整されていることから、着用時の圧力が昼用よりも低めです。
また、フィット感や肌触りも良く、快適さを追求していることも分かります。



夜用着圧ソックスの効果

夜用着圧ソックスの場合、レッグケア用品から「一般医療機器」と呼ばれるタイプまで幅広くあります。
今回のテーマである夜用着圧ソックスで得られる効果にフォーカスしてみましょう。


血やリンパ巡りを良くしてくれる

着圧ソックスは脚全体に適切な圧力を加えてくれる設計です。
血流や老廃物を輩出するリンパの流れをサポートすることでむくみがとれるという効果を発揮します。


朝スッキリ目覚める手伝い

むくみを解消することで疲労回復に繋がるとされているため、目覚めがスッキリする効果も期待できます。
人体へのリスクがきわめて少ないと考えられている「一般医療機器」の承認を受けている夜用着圧ソックスがあるのは、上記が由来です。
ただし、人によって寝る時に着圧ソックスを履くことで朝の目覚めがスッキリするかどうかは、個人差があることをあらかじめ考慮しなければなりません。



寝るときの着圧ソックスがダメだと言われている理由

一方で「寝る時に着圧ソックスを履くのはよくない」とする口コミやメディアも一定数存在します。


眠りが浅くなる可能性がある

着圧ソックスの締め付けで生じる不快感により、睡眠を妨げてしまうことが懸念されています。
夜専用の着圧ソックスがあるのは、締め付けによる不快感で目が覚めてしまう方への配慮なのかもしれませんね。


かえって冷えてしまう

血の巡りが良くなると言われている着圧ソックスですが、夜に履くことでかえって巡りを悪くする可能性があると言われています。
特に冷え性の人が着圧ソックスを履いたまま寝てしまうことで、かえって足が冷えてしまい夜が辛いものになる可能性があることを覚えておくと便利です。


足が太くなる場合もある

寝ている時に脚の締め付けやソックスを履いていること自体に体が不快感を覚え、無意識にずり下げてしまうなんてこと、ありませんか?
着圧ソックスは部位ごとに圧力が計算されているため、夜の間も正しい位置に履かないと、余計に圧力がかかってしまう恐れが!
誤った位置に圧力をかけ続けてしまうことで、逆に脚が太くなってしまう場合もあるのだとか。



寝る時に履く着圧ソックスの正しい選び方

出来ることならリスクを減らして着圧ソックスを履きたいもの。
では、寝る時に履く着圧ソックスはどのような物が良いのでしょうか?


自分の脚に合った適度な圧力

足にあった適度な圧力をかけてくれる着圧ソックスを選びましょう。
着圧ソックスの場合、以下の単位で圧力が表示されています。

  • hPa(ヘクトパスカル)
  • mmHg(ミリメートルエイチジー)

上記の単位に記載されている数値が大きいほど、圧力がかかっていますので覚えておくと便利です。

特に夜は、体を休めるために自然と血圧が低下します。
着圧ソックスに慣れていない方や締め付けが心配だという方は、ふくらはぎが10〜20phaまでの着圧ソックスを選ぶことがおすすめです。


付加効果をチェック

悩みに合わせた付加効果のある着圧ソックスを選びましょう。
一般的な着圧ソックスは、以下のような付加効果が見られます。

  • 冷感機能(夏用)
  • 足指ケア
  • 遠赤外線効果 など

同時に、着圧ソックスが一般医療機器かどうかもチェックすると安心です。


適度な長さ

ケアしたい範囲に沿った長さのソックスを選びましょう。

寝る時に履くことを推奨している着圧ソックスの場合は、膝まで覆ってくれるニーハイタイプが一般的です。
また、ニーハイタイプでも、つま先が出ているタイプもあります。
睡眠の妨げが気になるという場合は、寝る時の熱放出を考慮して、つま先が出ているタイプを選んでも良いでしょう。

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【寝る時に着圧ソックスを履く】最低限気を付けるべきこと

最後に、寝る時に着圧ソックスを履くにあたって最低限気を付けるべきことを2つご紹介します。


重ね履きしない

「普通の夜用着圧ソックスは緩いから」
「倍の効果が欲しい」
などのように、良かれと思って着圧ソックスを重ね履きするのは避けましょう。

圧力が倍かかったほうが効果的に感じるという方もいるかもしれません。
しかし、脚全体にかかる圧力が余分に増えてしまうだけでなく、圧力をかけすぎると血行を妨げる原因になります。


昼か夜のいずれかで使用する

着圧ソックスを長時間使用することは避けたほうが安全です。

前述の通り、着圧ソックスはふだんかからない圧力をかけることで、むくみや疲れを取れる設計になっています。
昼も夜もと欲張ってしまうことで脚に必要以上に圧力がかかり、血行だけでなくリンパの流れもかえって悪くなる恐れも。

  • 昼間に着圧ソックスを愛用している場合は、夜は履かない
  • 夜に着圧ソックスを履く場合は、昼間は一般的な靴下やタイツなどで調整する

など、工夫することがおすすめです。



まとめ

着圧ソックスは、人間の昼夜の活動に合わせて適度な圧力をかけることにより、むくみを解消したり疲れを解消したりする効果が期待できます。
一方で人によって寝る時にかけて心地よいと感じる圧力は異なることも覚えておかなければなりません。
特に着圧ソックスは昼用も夜用もある程度の圧力をかけ続けることから、正しい履き方を把握したうえで活用することをおすすめします。

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