むくみを解消!リンパの流れをよくする方法

リンパの流れ を良くする


体の中で、最もむくみやすい足、そのむくみの原因の一つに「リンパの流れ」が悪いことが挙げられます。今回は、そもそも「リンパ」とは?という疑問にお答えしながら、リンパの流れを良くする簡単マッサージやその他のおすすめの方法をご紹介いたします。


1.リンパとは?

体の隅々に網目状に張り巡らされているのがリンパ管で、この管の中を流れるのが透明でさらさらしたリンパ液です。リンパ液はリンパ管を巡って最終的には静脈に流れ込むという循環を繰り返しながら、全身の細胞の働きの維持や、老廃物の回収、異物の除去などを行っています。座り仕事や立ち仕事を長時間していると、夕方ごろに足がパンパンにむくんで、しびれたようになり、足先も冷たい…という方も多いのでは。このような状況はリンパ循環が悪化することによって引き起こされます。



2.リンパの流れが悪くなる原因

なぜリンパの流れが悪くなる原因の一つは、皮膚のすぐ下を通る「毛細リンパ管」に弁がないことです。そのため皮膚や筋肉を伸び縮みさせて一緒に毛細リンパ管を動かさないとリンパ液は流れません。長時間同じ姿勢でいると、毛細リンパ管の流れが悪くなりやすく、老廃物やリンパ液が停滞し、むくみにつながってしまいます。また、原因のもう一つは「リンパ節」にあります。リンパ節はリンパ管の途中にあり、リンパ液に混じった細菌や異物を食い止めフィルターのようにろ過する重要な役割を担っており、脇の下、足の付け根がよく知られています。座り姿勢が続くと、このリンパ節が圧迫され、リンパが滞ってしまいます。このように、「毛細リンパ管に弁がないこと」と、「リンパ節が圧迫されること」がリンパの流れが悪くなる原因なのです。

動静脈・リンパ節の各部位の図説はこちら



3.リンパの流れを良くする簡単マッサージ

リンパの循環をストップさせているリンパ節をほぐした上で、全身の循環を支える毛細リンパ管に働きかけ流れを良くしていきます。リンパの流れに沿って優しくなでるようにさすり、リンパ節を軽く押すだけで症状を軽減させることができます。左右それぞれ10~15秒程度、強くなりすぎない力加減で行うのがポイントです。


〈足裏・足の甲〉

両手で足を包み込み、親指で足の裏全体、足の甲をほぐします。


〈ふくらはぎ~ひざ裏〉

足首の裏とひざ裏の間を両手で左右交互に優しくさすった後、ひざ裏をゆっくりと押します。


〈太ももの内側~足のつけ根〉

膝から足のつけ根の間を両手で包み込むように交互に優しくさすります。それから足のつけ根の外側から内側に向かって優しくさすります。


〈仕上げ〉

足のつけ根に向かって足首からゆっくりさすり上げます。



4.その他の方法


①歩く

簡単ではありますが、いちばん効果的な方法です。デスクワークの方など座り続ける時間が長い方は、1時間に1回程度はトイレやお茶など少しでもいいので歩く時間を取りましょう。
足にむくみに効果的なオフィスでできる簡単な運動ならこちらもご参考に(厚労省ポジシェア)


②着圧ソックス

着圧ソックスは、ふくらはぎを中心に足に圧力をかけ、血流やリンパ液の流れを促すことでむくみ解消を期待できるハイソックスです。当社の着圧ソックスはハイパワーな引き締めの強さがありつつ、「引き締まるけど、締め付けない」絶妙な履き心地が特徴です。ぜひおためしください。


③腹式呼吸

意外かもしれませんが、ゆっくりと腹式呼吸を繰り返すのもよいでしょう。腹部のリンパ管を刺激するのでおすすめです。椅子に深く座り息を大きく吸い込んでお腹を膨らませ、次にお腹の筋肉を働かせて息を吐き出します。



5.まとめ

いかがでしたでしょうか。リンパ毎日ほんの少しの工夫でリンパの流れを良くすることができることおわかりいただけたでしょうか。ぜひ日々の生活に取り入れて、リンパの流れもスムーズに、むくみ知らずの足を手に入れられるといいですね。