頑張って発注もらってきます!

やっぱり職人です!

久しぶりに新商品のサンプル依頼で五條市の森脇刺繍さんへお邪魔させて頂きました。

キティちゃんの刺繍サンプルで着圧ソックスや、かかとツルツルソックス、脱げない5本指カバー等、当社の代表商品に刺繍して貰いました。
相変わらず、夫婦二人の2人三脚で息の合った作業は見事です!
刺繍は、まずデザイン起こしからのスターになりますが、刺繍する現場は実はすごく手間が掛かるんです。
手作業で片足、片足刺繍用の型に歪まないように真っ直ぐはめていかなければなりません。

が手が早い!簡単そうに見える作業ほど難しい、とはまさにこのことで、やっぱり職人芸です!

ミシンは12個を一回でできる、12頭機ミシン。
奥さんが型にはめた靴下を旦那さんがセットし、スタートボタンを押せば12台のミシン針が一斉に音を立て動きだし、あとは寸分の狂いもなくデザイン通りに仕上がってきます。


ミシン作動中も二人の眼差しは真剣そのもの。糸の弛みは無いか、糸の端末が紛れ込んでいないか等、常に見張っています。

刺繍終了後は再び奥さんが1つずつ、型から外す作業。
外しながら綻びは無いか、歪んでいないかを瞬時に判断しています。早くて、正確。やっぱり凄い!

縮小化のミシン業界

安価な海外製品が市場に出回り、それに対抗せざる得ない日本製商品。原価を極力抑える為にシワ寄せはどうしてもミシン刺繍等の後加工業者へいきます。それに応えるべく海外実習生制度を利用し、人件費を下げる業者も多々存在するとか・・・。一方では、それらに耐え切れずここ数年で廃業するミシン業者もあり、靴下業界同様、ミシン業界もかなり縮小化してきているそうです。

『頑張って発注もうてきてや!』 という奥さんの声が印象的でした。
業界活性化に微力ながらでも貢献できるよう新商品の販売に注力したいと思います。

森脇ご夫妻、お忙しい中サンプル作成にお付き合い下さり、有難うございました!

頑張って発注もらってきます!