圧迫医療の普及と地場産業の活性化を願って!

昨日、血管外科の専門医である奈良・西の京病院血管外科センター長の今井崇裕(いまい たかひろ)先生が来社されました。下肢(脚・足)の静脈が拡張し、こぶのような膨らんだ状態になる『下肢静脈』や、静脈の血液がうっ帯し、血管内に血液の塊「血栓」ができる『深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)』、リンパ管を切断したり機能が失われることにより起こる『リンパ浮腫』等の原因や症状、そして対処・治療法について詳しく教えて頂きました。

今井先生はドイツなどの医療先進国ではこれらの症状の予防や治療に圧迫治療法が用いられてることを学び、男性ストッキングや着圧ソックスの着用は身近で簡単に、しかも一人でもでき、血栓症予防やリンパ浮腫治療の有効な手段であると力説されました。また、地元奈良の医療機関、大学の協力を得ながら圧迫療法の普及をめざし論文の発表や講演会等を積極的に行っています。

さらには、奈良県の地場産業である靴下生産量、メーカー数の減少を危惧し、復興、活性化をめざし『奈良ソックス・プロジェクト』を立ち上げたそうで、当社太陽ニットの『美脚着圧ソックス(スリムビューティ)』も協力医療機関にて本格的な圧やエコーの測定、着用前後の下肢周囲径の変化、超音波パルスドプラ法による下肢の血液増加効果等、多くの測定・観察のほか、モニター調査の結果を踏まえながら新たな商品開発をすることになりました。今井先生の目指す【医療機関監修】で【MADE IN JAPAN】の【高品質商品】が【安く】しかも、広く世間に知れ渡るよう、まずは地元奈良からしっかり発信できるよう各協力機関と連携し、商品開発に注力していきたいと思います。